佐賀の出版元 出門堂

2008年05月01日

一年ぶりのリベンジ

先週の土曜日、佐賀市大和町にある「華蔵庵」へ行ってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、ここは湛然和尚が晩年住まいとしていた跡です。湛然和尚とは『葉隠』の口述者である山本常朝の師として大きな影響を与えた人です。現在は、このような塔がたててありました。

一年ぶりのリベンジ

実は、約一年前にも出門堂発行の「老いと死の超克――わが葉隠」の取材でこの場所を探していました。1時間以上も近辺を探し回ったあげく、たどりつくことができずに諦めたのですが、今回は難なく行きつけました。というのも、「華蔵庵」入口に去年の取材時にはあきらかになかった、立派な案内板が設置されていて容易に発見できたのです。どなたか、同じ思いをされて設置していただくことになったのかわかりませんが、名古屋からのお客様を案内していたので非常に助かりました。

「華蔵庵」は杉林に囲まれた小高い山の中にありました。鳥の声と風にゆれる杉の葉の音しか聞こえない静かな場所です。ここで湛然和尚と山本常朝はどんな話をしていたのか……
去年の取材時に同じ大和町にある石田一鼎の閑居跡も訪れたのですが、ここも探しあてるのに苦労した場所でした。全ての史跡の整備がなされるのは難しいかも知れませんが、郷土の遺産を大切にしていきたいと思った一日でした。

取材箇所もろくにたどり着けないなんて……まだまだ詰めがアマイ編集の日々です。
ちなみに「華蔵庵」はこちらです。

国道263号線を三瀬峠方面へ向かって大和町の三反田交差点を左折すると右手に画廊があります。
そのすぐ脇の小道を登って左の道へ進み、ばらくしたら「華蔵庵」の案内がみえます。
(M)




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Posted by 出門堂 at 15:47 | Comments(0) | 取材日記
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